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続イギリスで始めたこと

2001年からイギリスに住んでいます。 人生何があるかわかりません。思いもしなかった異国暮らし。 日々の生活の中で思うこと、発見したこと、出来事などを書いています。

2020年09月22日 の記事一覧

実技試験

2週間の休暇明けで勤め先に行くと人事課のマネージャー、ベッキーが
「ケミー、この前の実技試験パスしたわよ」と教えてくれた。

休暇の1週目、休みを返上してフローリストの実技試験を受けたのだ。

私の勤めるスーパーが資格を持ったフローリストのいるお花屋さんを始めると
去年の夏くらいから話があった。
以前の私の上司から私が資格を持っているかと訊かれていた。
その後コロナ騒動が始まり新しいお花屋さんの話は立ち消えになったと思っていた。
それがコロナ渦でたくさんの花屋が閉店に追い込まれた。
そのフローリストに働く場を提供すると最初の目的を変えて
またこの計画が動き出した。

実技試験には私のほかに求人で応募しすでに面接を受けた2人のフローリストが参加。
課題は用意された花材を使い花束、オアシスを使った円型のアレンジと
ボタンホールと呼ばれる小さなコサージュを45分で完成させる。
花束は仕事で作っていてもアレンジはしばらくやっていなかったし
ボタンホールはフローリストのコースでやって以来だった。
いきなり緊張し、心臓がドキドキ。
何とか時間内に他のフローリストたちと同じくらいの時間で
課題を終えることが出来た。

この日は久ぶりに緊張し頭も使ったので疲れた。
疲れて寝たいのに疲れすぎたのかなかなか寝付けなかった。
まさかこの年になって試験を受けたりする日が来るとは思ってもいなかった。

昨日パスしたとのいいニュースをもらった。

まだいつ新しい花屋がオープンになるのかはマネージャーも知らない。
試験官もクリスマス前までに100支店で花屋をオープンする予定だとだけ言っていた。
新しい花屋がオープンしたら私はフローリストとして常駐。
今迄みたいにあちこちの部署の手伝いに使われることが無くなる。
ここ数年、お花屋さんの仕事が減り、お客さんもラッピングサービスを
しているのを知らない人が多くなっていた。

本物の花屋で働いたことが無いのでその経験のあるフローリストさんたちと
働けるのが楽しみだ。
扱う花も一本売りでラッピングやリボンも豊富になるそうだ。

もうフローリストとして働くこともないと思っていたのに
思わぬことが起こるものだ。

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